営業マンは自分を高く売りつけろ!建築営業の転職は「雇ってください」では弱いと学んだ話|入社は自分を売りに行って勝ち取るもの

建築営業の転職・キャリア

建築営業の転職は「雇ってください」では弱いと学んだ話
入社は自分を売りに行って勝ち取るもの

建築営業で転職をしてきて思うのは、転職はただ会社を変えることではないということです。
特に営業職の転職は、履歴書を出して面接を受けて、相手に判断してもらうだけの話ではありません。

私は、転職をするたびに感じてきました。
「何とかこの会社に入れてもらわないと」
という気持ちだけで面接に行く人は、必要とされにくいということです。

もちろん仕事が必要で、給料が必要で、生活のために転職するのは当たり前です。
でも、面接の場でそれが前に出すぎると、どうしても受け身に見えます。
建築営業の採用で見られるのは、困っている人を救ってあげたいという話ではなく、この人は会社に数字や価値を持ち込めるかという部分です。

だから私は、転職をするときは「雇ってください」という姿勢ではなく、自分の経験と知識を売りに行く意識を持ってきました。
今回は、建築営業の転職で私が学んだことを、その視点で書いてみます。


建築営業の転職は、受け身だと弱い

転職を考える人の中には、まず入社しないと始まらない、働かないと給料がもらえない、だからとにかく採用してもらわないといけない、という気持ちで動く人がいます。
その気持ちは分かります。
でも、面接の場では、その空気がそのまま出ます。

相手からすると、
「この人は何を持ってきてくれるのか」
「この人を入れたら営業現場にどうプラスか」
を見ているのであって、困っている人を受け入れる場ではありません。

特に建築営業は、最終的には数字をつくる仕事です。
お客様に選ばれる力、関係をつくる力、現場を理解する力、信頼を積み上げる力。
そういうものがあるかどうかを見られます。

だから私は、転職のときにいつも思っていました。
入れてもらうという発想では弱い。自分を買ってもらいに行くくらいでちょうどいい。
この感覚はかなり大事だったと思います。


面接の前に、会社の情報を集めるのは当たり前だと思っていた

建築営業の転職で私が大事にしていたのは、面接の前にできるだけ相手の会社を調べることでした。
会社の規模、事業内容、どの分野に強いのか、営業のやり方はどうか、どんな商品や工事を扱っているのか。
そういう情報を頭に入れてから行くのは、私の中では当たり前でした。

なぜなら、営業の仕事は相手を知らずに話をする仕事ではないからです。
お客様相手でもそうですが、会社相手の面接でも同じです。
相手のことを知らずに、自分の話だけしても刺さりません。

逆に、事前に情報を集めておけば、
「この会社なら自分の経験のこの部分が活きる」
「この部署ならこういう営業の仕方が必要そうだ」
という見え方ができます。
そうなると、面接でも話が具体的になります。

私は、転職活動も営業活動と同じだと思っていました。
準備をして行く人と、何となく行く人では、最初から勝負にならないことがあります。


職務経歴書と履歴書は、ただ埋めるものではなく営業資料だと思っていた

履歴書と職務経歴書を、ただ提出書類として作る人は多いです。
でも私は、これは自分を売るための営業資料だと思っていました。

どこで働いたかだけを書くのではなく、
何をしてきたのか
どういう結果を出したのか
何ができるのか
どんな現場を見てきたのか
そこが相手に伝わるようにしないと意味がないと思っていました。

特に建築営業では、単に営業経験ありという書き方では弱いです。
リフォームなのか新築なのか。
個人客なのか法人なのか。
見積、現場、仕入れ、職人さんとの調整、クレーム対応、OB客対応まで見てきたのか。
このあたりの厚みが見えると、相手の受け取り方が変わります。

私は、職務経歴書でかなり勝負が決まると思ってきました。
面接の前に、もう営業は始まっている。
そういう感覚でした。


面接では、欲を出してぶつかるくらいでちょうどいいと思っていた

面接になると、遠慮してしまう人がいます。
聞かれたことにだけ答える。
余計なことは言わない。
波風を立てない。
そういう姿勢です。

でも私は、営業職の面接なら、ある程度は欲を出してぶつかるほうがいいと思っていました。
もちろん無礼なのは違います。
ただ、遠慮しすぎると印象が弱くなります。

たとえば、
営業の進め方はどうなっているのか
どういうお客様層が多いのか
現場との連携はどうか
評価はどこで見られるのか
こういうことを踏み込んで聞ける人は、受け身には見えません。

それに加えて、私が意識していたのは、できれば営業部まで見せてもらうことでした。
人事だけで終わるのではなく、実際の営業の空気を感じにいく。
できれば営業責任者と会う。
そこまで行けると、一気に話が現場のものになります。


人事だけで終わらず、営業責任者に会えればかなり前に進む

これは私の実感ですが、建築営業の採用は、人事で全部決まるわけではありません。
もちろん最初の窓口として人事は大事です。
でも、営業職で本当に見られるのは、結局営業現場で通用するかどうかです。

だから私は、面接当日にもし可能なら、営業部を見せてもらうこと、営業責任者に会うことを意識していました。
そこまで行けると、話が一段深くなります。

営業の人間同士だと、履歴書の文字だけではなく、
言葉の選び方
反応の速さ
空気の読み方
数字への感覚
現場の理解
そういうものがかなり伝わります。

同じ営業畑の人なら、見ればある程度分かる。
私はそう思っています。
逆に言えば、そこまで持ち込めれば、採用にかなり近づくこともあります。


面接は、自分を見られる場であると同時に相手を見る場でもある

面接というと、多くの人が「自分が見られる場」だと思っています。
もちろんその通りです。
でも私は、転職を重ねる中で、面接はこちらが相手を見る場でもあると強く感じるようになりました。

担当者の話し方。
こちらへの質問の仕方。
営業への理解。
現場への距離感。
数字への温度感。
こういうものを見ていくと、その会社の空気や、その担当者の力量が何となく見えてきます。

面接を担当した人の立場や力量も、全く関係ないわけではありません。
この人がどこまで営業を理解しているのか。
現場の苦労を分かっているのか。
人を採る目線があるのか。
そういうところは、こちらも見ていいと思っています。

転職は入れれば終わりではありません。
そのあと何年かをそこで過ごすかもしれないわけです。
だから、選ばれるだけでなく、こちらも選ぶ意識を持つことは大事でした。


ある程度の会社に入ると、学べることは本当に多い

転職をしてきて感じるのは、ある程度の規模の会社に入ると、学べることがかなり多いということです。
社員数200人、500人、1000人、3000人規模でも、入ってみると見えるものが変わります。

営業の仕組み。
評価のされ方。
数字の管理。
仕入れの考え方。
現場との連携。
部署ごとの役割。
利益の見方。
こういうものは、小さな現場だけでは見えにくいこともあります。

私は、転職を通してそういう部分をかなり学ばせてもらいました。
もちろん会社が大きければ何でも良いという話ではありません。
でも、一定規模の会社には、独立を考えたときに後から効いてくる知識や仕組みがあります。

だから私にとって転職は、給料をもらう場所を変えることではなく、自分に足りないものを取りに行く機会でもありました。


転職を重ねるほど、自分をどう見せるかが分かってくる

転職を何度か経験すると、面接の空気が少しずつ見えるようになります。
どこで相手が反応したか。
どこで興味を持ったか。
どこで疑われたか。
何を言えば強く響くか。
このあたりが分かってきます。

つまり、転職を重ねる中で、ただ職歴が増えるだけではなく、自分の見せ方も磨かれていくということです。
これは営業そのものに近いと思います。

きっかけになる言葉。
相手の様子を見る洞察力。
場の空気を読む感覚。
押すところと引くところ。
こういうものは、面接でもかなり使えます。

だから私は、転職経験が多いことを単なる回数とは思っていません。
そのたびに、自分をどう伝えるか、相手をどう見るかを学んできた感覚があります。


建築営業の転職は、入社がゴールではなく、次の経験を取りに行く入口だった

私にとって建築営業の転職は、入社することがゴールではありませんでした。
入社はあくまで入口で、その先で何を学べるかが大事でした。

営業として数字を作ること。
仕入れとの関係を見ること。
現場の流れを知ること。
職人さん達とのつながりを広げること。
経営面の感覚を身につけること。
こういうことができる環境かどうかを、転職の時点でかなり意識していました。

ただ採用されればいいわけではない。
ただ条件が良ければいいわけでもない。
独立や起業につながる経験になるかどうか。
ここがずっと自分の中にありました。

この意味では、今回の記事の話は、次に書いていく独立・起業の話の入口でもあると思っています。
転職は点ではなく、先につながる線として見てきました。


まとめ

建築営業の転職で私が学んだのは、受け身では採用は勝ち取りにくいということです。
「何とか入れてもらいたい」という気持ちだけでは弱く、自分の経験と知識をどう持ち込めるか、自分をどう売るかが大事でした。

そのためには、事前の会社研究も必要ですし、履歴書や職務経歴書も営業資料のつもりで作る必要があります。
面接では遠慮しすぎず、できれば営業現場に近づき、営業責任者とも話し、相手を見る視点も持つ。
そうやって、自分を売り込みながら相手も見極めることが、転職ではかなり大きいと感じてきました。

そして、ある程度の会社に入ることで、営業だけでは見えない仕入れや現場や経営のことまで学ぶことができます。
その経験は、ただ職歴になるのではなく、次の自分の力になります。

私にとって転職は、生活のためだけのものではありませんでした。
独立や起業に向かうために、経験を取りにいく行動でもありました。
だから、面接の時点からもう勝負だったのだと思います。


わたしのつぶやき

建築営業の転職は、雇ってもらうお願いに行く場ではなく、自分の経験を買ってもらいに行く場だと私は思っています。

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